販売

【ベンダーセントラル体験談】Amazonへの卸販売のメリットとデメリット

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

今回はAmazonへの卸販売のメリット・デメリットについて解説します。

私自身も2016年からAmazonへの卸販売を行っています。

当記事では、私の経験を振り返り、Amazonベンダーの仕組みをお伝えします。 ではどうぞ 。

Amazonベンダーセントラルとは

そもそも、セラーセントラルとベンダーセントラルの違いはなんでしょうか。

どちらも、商品をAmazon倉庫へ納品し販売していきますが、この2つでは販売業者が異なります。

自社でAmazonの販売をする場合は、セラーセントラルで管理していきますが、 卸販売の場合には”ベンダーセントラル”という別のアカウントで管理していくことになります。

Amazonベンダーの場合は、販売業者がAmazon本体となるので、卸販売業者としてAmazonと契約を交わすことになります。

Amazonベンダーは、Amazonから商品発注を受けた後に、倉庫へ商品の納品が終わった時点で売上が確定します。

その為、自社販売だと、商品が売れて初めて売上となるのに対し、卸販売では発注=売上となります。 これは大きな違いですね。

どうやってベンダーセントラルを開始できるのか

Amazonベンダーセントラルは基本的にAmazonからの招待がなければ開始できません。

Amazon仕入れチームも、日々、売れ筋商品を探し回っています。

当然、人気のある商品であれば取り扱いたくなりますよね。

私の場合、これまで招待が来た商品は5商品で、中国輸入ODM商品で4商品(全て家電カメラのカテゴリー)と国内OEMの洗剤です。

どの商品も類似商品がない商品だった為、弊社と工場で0から開発した商品でした。

なぜ招待されたのか聞いても教えてもらう事はできませんでしたが、どの商品も下記の共通点がありました。

・商品レビューが良い
・オリジナリティが高い
・売れている


個人的にはこの3点が揃うと、招待される可能性があると思っています。

楽天や自社サイトなどAmazon以外の販路で売れている商品なんかもスカウトがきますよ。

「販売実績がすでにあり、類似商品が他にない」
ここが招待される一番のポイントではないかと思っています。

ベンダーセントラルのメリット

意外と高い価格で卸販売ができる


他社がどのような条件で卸販売しているかはわからないので、私の商品で解説します。

最初に卸販売の依頼が来た時は、販売価格の6割の価格で話がきました。

自社でもAmazonで販売しており、この利率ではメリットが少ないと感じたので、 7割でこちらから交渉したところ、最初の卸価格はこれで話がつきました。

売価2,500円の商品が1,780円(税別)で卸販売をすることに決まったのです。

この商品の原価は700円です。

卸価格については、Amazon側との交渉次第ですので、ケースバイケースになると思います。

この価格で卸販売ができると、販売手数料や出荷手数料などがなくなる分、自社販売で販売していた時の利益とほとんど同じになります。

販売業者がAmazonになることで、顧客からの信頼も上がります。
その結果、販売数が伸びて売上・利益共に増えました。

まとまった注文が一気に入る


卸販売した商品が売れ出すと、Amazonから一括発注依頼がくるようになります。
これは、大量に発注するから、当初決めた卸価格を少しさげてくれというものです。

弊社の場合だと、最初の卸値から4%程下げた金額で提案されました。
しかし発注が月1回にまとめてくるので、納品作業が一気に効率化するのです。

これまで、毎週発注されていたものが月1回にまとまるだけでも、メリットが大きいと感じ、その提案を承諾しました。

この一括発注で受けた注文については、納品までに2週間以上の余裕があるタイミングでくるので、 事前に出荷準備をしやすいという点で大変助かっています。

注文が来た時点で売上確定

Amazonベンダーセントラルは、注文後、納品が終われば売上確定となります。

当然、一括発注をされれば1日で大きな売上が立ちます。

売筋商品の発注であれば、1日で数百万円以上の売上になるケースもあります。

商品品質に問題がない限りは在庫リスクも減りますし、売れないという不安からも解消されます。

売上分散になる

ECモール販売において一番のリスクがアカウント封鎖ではないでしょうか。

垢バンのリスクヘッジとしては、一つの販路に集中しすぎないという事が重要になります。

私が卸販売を決めた理由の一つが、ベンダーセントラルの活用し、売上分散をすることでした。

アマゾンで複数アカウントを持っていても、1つのアカウントが封鎖された際に、紐づいてしまい同時に垢バンになる可能性があります。

これは、Amazon USやMXなどの海外アカウントで分散しても、一気に紐づいてしまう恐れがあります。

しかし、ベンダーセントラルとセラーセントラルの紐づけはありません。

万が一、Amazonアカウントが封鎖しても一緒になくなる事はないので、有事の際には強いですね。

ベンダーセントラルのデメリット

納品時の送料負担が増える

Amazonから発注を受けた際に、指定の倉庫に何個ずつ納品してほしいというような依頼がきます。

「小田原倉庫に60個」、「鳥栖倉庫に15個」、「川崎倉庫に1個」などバラバラの納品指示がきても、当然その数量を確実に納品しなければいけません。

こういった場合は、納品する際の送料が割高になってしまいます。

ここがベンダーセントラルの一番のデメリットです。
送料だけで赤字になってしまうなんてケースもあるのです。

これを回避するには、売れ筋商品のみを卸販売する事です。

月に500個以下しか売れない商品を卸しても、納品時の送料が高くなってしまい、かえって利益が少なくなるので注意が必要です。

納品が面倒

納品先が分散する事で、当然、納品作業の効率も落ちていきます。

多い時には10ヶ所以上の倉庫を指定される時もあります。

一括発注がくれば、この作業も月1回で終わるので、多少の値引き交渉がきたとしても承諾するメリットは大きいと思います。

私自身も、毎週発注がくるような商品は卸販売をストップし、一括で大量発注がくる商品だけを続けています。

入金サイクルが遅い

ベンダーセントラルでの入金サイクルは月末締めの翌々月払いです。

入金されるまでに2か月以上もかかるので、キャッシュフローは悪くなりがちです。

余裕を持った資金計画が必要になります。

返品・返金がある

これは当然の話ではありますが、商品に不具合があれば当然、売上から差し引かれてしまいます。

自社販売する時もこれは同じ条件ですよね。クレームが少ない商品に改善していきましょう。

リベートがある

リベートとは売上代金の減額や返金を行うことです。

簡単に言うと販売協力金という名の手数料です。

これが3%前後かかってくるので、事前に手数料も考えた利益を想定しておきましょう。

私はセラーセントラルで販売していたこともあり、このリベートについては販売手数料が安くなったという認識でそこまで抵抗はありませんでした。

しかし、Amazon以外にも卸販売している商品があれば、Amazonだけ手数料が取られて利益が少なくなってしまった!なんて事もあるので注意が必要ですね。

売上個数が見込める商品を卸す

ベンダーセントラルをうまく活用していく為には、月に500個以上の販売が見込める商品を卸す事です。

ここさえクリアになっていれば、納品時の面倒や、送料負担も減り効率化につながります。

売れない商品を卸しても、納品の手間と費用が負担になり、自社販売した方が圧倒的にメリットが大きくなるからです。

私自身もこれまで5商品を卸販売してきましたが、現在卸販売しているのは一括発注のくる2商品だけです。

うまくベンダーセントラルを活用していくことで、より大きな利益が見込めます。

Amazon仕入れチームからのスカウトは突然きます。

そんな時に冷静に検討できるように、Amazon卸販売のメリットとデメリットを頭の片隅にいれておきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

コメントはこちらから

コメントを残す

*

CAPTCHA