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【薬機法違反】OEM化粧品のAmazon販売で保健所に呼び出しされた話

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今回は、Amazonで販売しているボディソープで保健所に呼び出しをされた話をします。

商品訴求のグレーゾーン。

判断するのは自分でなく、「国」です。

私の事例を反面教師にしてもらえれば幸いです。

突然の呼び出し

2018年からAmazonで販売していたボディソープですが、少しずつ売り上げが伸びてきて毎月600個~800個くらいコンスタントに売れていました。

爆発的に売れる商品ではありませんが、1年以上売れ続けているロングセール商品になりつつありました。

そんな中、会社に1件の電話が入りました。

「このボディソープの薬機法違反が疑われるので、製品本体を持って保健所まで来てください 」
という内容でした。

Amazonには一切違反のお知らせなどはきていなかったので、本当に突然の事です。
初めての経験だったので、正直焦りました。

これからどうなるのだろうか、呼び出し日までの2週間はそんな不安が常にありました。

販売者なら思い当たる節はいくらでもある

何で呼び出しされたのか、心あたりはありました。

化粧品として製造したボディーソープなので訴求内容は限られます

私の認識では「体臭予防」の訴求は医薬部外品じゃないとできないという事は当時から理解はしていました。

直接的な訴求ができないのであれば、間接的な表現を使って訴求しなければいけません。
具体的には下記のような表現です。

  1. 毎日のエチケット習慣
  2. 気になるニオイを洗い流す
  3. もうニオイが気にならない

こういった訴求が保健所ではアウト判定だったという予想です。

薬機法違反が確定

2週間後に、製品を持って保険所へと向かいました。
小さな会議室に通されると、2名の職員の方がすでに待機していました。

最初は、違反内容の詳細と保健所が調査した理由の説明があり、今回の違反内容は、私の予想通り、間接的なニオイ訴求すべてに対しての指摘でした。

Amazonや楽天、ヤフーショッピングのLPを全て印刷されたファイルを持ってきて、違反部分にチェックが入った資料を見せられます。

もちろん、こちらからも反論はしました。
しかし、直接的な表現がなくても、「画像やキャッチコピーなどをトータルで判断してアウト」だという答えの一択です。

これを言われたらどうしようもありません。
もちろん、非があるのはコチラですが、正直、私よりも断然ヤバイ訴求をしているセラーは山のようにいます。

そんな理不尽さを感じながらも、これ以上反論しても仕方ないので、素直に話を聞くことにしました。

呼び出しに至った経緯は消費者からの通報だという事でした。

今回指摘を受けた内容が、薬機法に詳しくないとわからないような内容でしたので、ライバル業者からの通報ではないかと思っていました。

遠まわしに職員の方にも聞いてみましたが、否定はしないのでライバル業者からの通報であった事は間違いないと確信しています。

保険所からの勧告

保健所側との話は40分ほどで終わり、結果は今回は悪質性が低いとの判断で指導だけで済みました。

罰金などのペナルティはなかったものの、2週間後までに商品ページの修正をしなければいけません。

また、既に入っているお客様レビューの削除をAmazon側に依頼する事も約束させられました。
全てのレビューではなく、お客様の声で臭い訴求が一部でも入っている商品レビューです。

保健所側の言い分としては、違反しているページで購入しているから、お客様レビューは間違っているかもしれないという事でした。

こちらも山ほど反論はありましたが、相手は「国」です。
ここは我慢して、波風たたせないように乗り切りました。

指摘内容をしっかりと対応

商品ページ修正までの猶予は2週間。
そのタイミングで、保健所から商品ページのチェックが入ります。

臭い訴求の表現や画像をすべてなくし、完全に問題のないページへ修正し、保健所から依頼されたレビュー削除の件もAmazonに連絡しました。

結果として、商品レビューは消えなかったものの、ここは自社ではどうする事もできません。

修正完了の報告とレビュー削除の件はAmazon次第になる旨を連絡し、そこから現在まで特に音沙汰なしなので、問題なかったという事でしょう。

オフェンスよりディフェンス

今回のケースは、正直どのセラーにも起こりえる事例だと思います。
これで大丈夫だと思っても、判断するのは「国」です。

私は幸いにも指導のみで済みましたが、罰金や最悪のケースだと逮捕される事例もあります。

商品訴求でグレーな部分は、販売者であれば必ず認識しているはずです。
例え、工場がOKをだしても保健所がアウト判定する事は十分にありえます。

年々厳しくなっている薬機法です。
今、その訴求がOKでも、明日にはアウトになるなんてケースも考えられます。

商品回収や、罰金など一つのペナルティで会社倒産になるような事がないように、ディフェンス部分も徹底していきましょう。

商品回収や、罰金など一つのペナルティで会社倒産になるような事がないように、ディフェンス部分も徹底していきましょう。

最後に

今回の件を反省して、問題になったボディソープは「医薬部外品」で申請しました。
そして2019年7月に申請が通りましたので今は、バンバン匂い訴求をしてます。
その結果、以前よりも売上が上がっています。

今では保健所に「ありがとう」と伝えたいです(笑)

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